何回目を覚ましても、彼が居ない世界でもがき苦しんで一日を終えるだけなら、私は一刻も早く死んでしまいたい。どうして、あと何十年も命があるのですか。彼がいなくなったこの7ヶ月がすでに数年が経ったように感じられる。70歳で死ぬなら45年。嘘でしょう。2年でいいです。1年でいいです。明日でいいです。
いっそ、残高を全部溶かしてタバコに替えたら早く死ねますか。朝日とともに一本吸い、昼食を食べて一本吸い、お風呂の後に一本吸ったら、私の肺は瞬く間に真っ黒になってくれますか。できることなら、教科書の図解のようにわかりやすく、毎日自分の肺を灰色のペンキで薄く塗り重ねるように、寝て起きるたびに黒ずんでいくのを眺めて安心したい。今日も死に大きく一歩前進できたと、肩を下ろしたい。
でもこれは、街端の喫煙所を通るだけで眉をひそめていた私には、あまりにも苦しいじゃないか。早く死にたいけど、もっと苦しみたいわけではない。許してくれますか。死にたいのに、痛いのも苦しいのも嫌な私を許してくれますか。いつかあなたが生きて帰ってきて、私が大嫌いなタバコで肺がんになって死んでいたら、泣いてくれますか。答えなんてわからないのに、勝手に泣くところを頭に浮かべて、私はコンビニに行けません。どこにも行けません。