帰り道で気付いたこと

空の写真を撮るのが好きだった。晴れ渡った空の色味、バラバラな形状を持つ家屋が作り出す影法師、温かな夕日の色。時間を切り取りようにふと立ち止まってシャッターを押すと、その瞬間の細やかな感動が永遠に続くように思えた。でもあなたがいなければただの帰り道だと、あなたがいなくなった世界で初めて気付かされた。空と家と太陽光。それだけのことだった。

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